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【2023年版手帳特集】銀座 伊東屋に注目手帳がずらり!

文具のとびら編集部

伊東屋は、2023年版の手帳を各店で販売中。東京・銀座の伊東屋本店はK.Itoyaで展開しており、通年で手帳を扱っている2階売り場に加え1階イベントスペースも使い、規模を拡大して訴求している。1階ではビジネス向けの手帳や伊東屋オリジナル手帳を品揃えしており、2階ではカジュアル手帳や海外ブランドの手帳をずらりと並べている(システム手帳はG.Itoya4階で展開)。

2.jpgK.Itoya1階ではビジネス手帳中心に展開


3.jpgK.Itoya2階ではカジュアル手帳や海外ブランドの手帳を展開


2023年版手帳の動向について、「手帳ユーザーが二極化してきています」と話すのは、同店で手帳を担当する芝﨑いづみマネージャー。その芝﨑さんに今年の注目手帳について話を伺った。

「ブロックウィークリー」の注目度がさらにアップ!!

芝﨑さんによると、「ブロックウィークリー」を手がけるメーカーが増え、去年よりもさらに注目度が増しているという。

「ブロックウィークリーは、ハイタイド、ラコニック、エルコミューン、ラボクリップといったカジュアル手帳メーカーから出ていましたが、去年から能率手帳や高橋書店などビジネス系メーカーからも出てくるようになりました。今年は、高橋書店も点数を増やしていて、本腰を入れてきたという印象です」。

ブロックウイークリー(下写真参照)は、1日のスケジュール欄がブロックタイプになっている見開き1週間タイプのフォーマット。例えばToDoとかメモ書きとか、スケジュール以外のことを手帳に書きたいという人が多いそうで、「使い方がいくらでも膨らむレイアウトなので、説明するとピンとくる方が多くいらっしゃいます」という。

4.jpg「MATOKA ウィークリーダイアリー B6週間ブロック式」(エルコミューン)

付加価値タイプの手帳

先述の通り、手帳ユーザーが二極化してきており、シンプルな薄型マンスリーなどを使う人もいれば、プラスアルファの付加価値を手帳に求める人もいる。

「メモがたくさん書けるものとか、ガントチャートがついている手帳などで、特にメモについてはよく訊聞かれます」と芝﨑さん。

5.jpg長期の予定の進捗状況が一覧できる“ガントチャート”を掲載した手帳(写真はデルフォニックスの「ロルバーン ノートダイアリー ガントチャートA5」)


また、お金の管理や健康管理ができる手帳も発売されており、このうち健康管理手帳は年配の人の需要が高いそうだ。

8.jpg各社の健康管理手帳をすらりと展開



このほか、ラコニックの「十二支手帳」が今年も人気。シンプルな黒表紙に、来年の干支のウサギをワンポイントで金箔押ししている。

9.jpg

在宅ワークに適した手帳

在宅ワークをする人が増えたからか、カレンダー兼用手帳も各社から発売されており、「カレンダー自体の需要が増えていて、去年からよく売れています」という。

6.jpgマークスの「ノートブックカレンダー(Sサイズ)」(左)と、卓上カレンダーにもなる「ノートブックカレンダー・マグネット(A6サイズ)」(右)


さらに、キーボードの手前に置ける横型のスリムな手帳も目立つようになってきた。ブームとなる前から商品を出していたのがラコニックで、その後ダイゴーやデザインフィルからも横型手帳が発売されている。

「ラコニックは小さいものと大きいものの2種類で、ダイゴーやデザインフィルからはその中間のちょうどいいサイズが出てきています」とのことで、ダイゴーは、自由度の高い“ざっくりバーチカル”のウィークリー手帳、一方デザインフィルはスケジュールページの間にメモページがはさまるという構成になっているマンスリー手帳。

7.jpg横型のスリムな手帳「 isshoni. ノートブック(13インチ対応)」(ダイゴー)は、ざっくりと予定が書ける“フリーバーチカル”を採用している

伊東屋オリジナル手帳

毎年人気の伊東屋オリジナル手帳は、より需要が高まっている。

「コロナ禍で外出する機会が減っているからなのか、“ここでしか買えないもの”を探されている方が増えたので、オリジナル手帳を購入される方が目立ちます。支店やオンラインショップでは扱っていないような直輸入手帳も本店では置いているので、それをおすすめすることもあります」(芝﨑さん)。

10.jpg伊東屋オリジナル手帳はK.Itoya1階に集積

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