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【コレ注目!】2,000円でこのクオリティ! コスパ抜群のパイロット新万年筆

北澤孝之(Bun2編集長)

パイロットコーポレーションは、低価格万年筆の新製品として「LIGHTIVE(ライティブ)」(税込2,200円)を2021年12月8日に発売している(記事はこちら)。パイロットのお手頃価格の万年筆は、税込1,100円の「カクノ」、同3,300円の「コクーン」と「プレラ」、スケルトンボディで同3,850円の「プレラ 色彩逢い」があるが、1,000円台と3,000円台のすき間を埋めるようにして、今回2,000円の「ライティブ」が新たに加わった。これにより、同社の入門万年筆のラインアップがさらに厚みを増したわけだ。

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ライティブ 2.jpg

「カクノ」は、ファースト万年筆という位置付けなので、かわいらしいデザインでキッズにも訴求しているが、「ライティブ」はビジネスパーソン向けの入門万年筆なので、シンプルかつモダンなデザインになっている。ボディカラーは、イエロー、ネイビー、レッド、ホワイト、ブラック、そしてインク色が楽しめるスケルトンボディのノンカラーの6色をラインアップ。近所の文具店をのぞいてみたら、ノンカラーが完売状態になっていたので、インク沼の住人にもよく購入されているのかもしれない。

この中から筆者が選んだボディ色はブラック。マット調のボディになってるので、手触りがいい。そして、持ってみるとびっくりするくらい軽い。携帯しやすいように、12gの軽量ボディにしているそうだ。さらに、新仕様のインナーキャップを使用することで、ネジ式のキャップに匹敵する高い気密性も実現しているというのも注目ポイントだ。

2.jpgキャップの部分に丸い凹みがあり、それがデザイン的にアクセントになっている。ちなみに、ブラック以外でもこの部分は黒になっている。


強い筆圧でも使いやすい特殊合金を使用した硬めのペン先で、F(細字)、M(中字)の2種類を用意しているが、筆者はFを使用している。

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今回、「ライティブ」と同時に、万年筆用のボトルインク「色彩雫(いろしずく)」の新色「花筏(はないかだ)」「蛍火(ほたるび)」「翠玉(すいぎょく)」の3色も発売されたので(記事はこちら)、この中から「翠玉」を選んで「ライティブ」に入れてみた(コンバーターは別売)。

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気になるインク色は、エメラルドグリーンのような色味で、深みと同時に明るさも感じられる。昨今トレンドとなっている色味だし、結構人気のインクになるのではないだろうか。

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そして、この「ライティブ」の書き味にも驚いた。「これが2,000円!?」と思ってしまうほど、スラスラと気持ちよく書けるのだ。インクを入れてから数日経つが、確かに気密性も高そうだ。お嬢吉三ではないが「こいつぁ春から縁起がいいわえ」とゴキゲンになれること請け合いの、コスパに優れた逸品だ。

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