ハウス食品グループ本社は、製造工程で発生する製品に適さないスパイス原料を有効活用したクレヨン「彩るスパイス時間 CRAYONS」のクラウドファンディングを2020年2月26日（水）から「Makuake」で開始した（記事はこちら）。そのクレヨンの発表会が、クラウドファンディングを開始した2月26日午前11時から行われたので、その模様を紹介したい。

「彩るスパイス時間　CRAYONS」は、ライスワックスにスパイスを練り込んだ、自然素材由来のクレヨン。規格外品野菜を使った「おやさいクレヨン Vegetabo」を展開しているmizuiroが製作したものだという。
クレヨンに使われているスパイスは、クローブ、シナモン、ターメリック、タイム、バジル、パセリ、ホワイトペパー、パプリカ、レッドペパー、ローリエの10種類。クレヨンに鼻を近づけてみると、スパイスの香りが漂ってくる。香料は一切使わず、すべて自然素材由来なので、香りの強さはスパイスごとに異なるそうだ。


このクレヨンを使ってぬりえをしてみた。発色はかなりナチュラルな印象。想定ユーザーは、大人のぬりえを楽しむ大人の女性で、「環境への意識が高い人が購入してくれるのでは」とのこと。そして、塗ったところからもスパイスの香りが漂ってくる。スパイシーな香りに胃袋が刺激されたのだろうか、ぬりえをしていたら何だがお腹が空いてきた。


ちなみに、このぬりえは「彩るスパイス時間 PICTURE BOOK」。スパイスにゆかりのある国のモチーフを集めてぬりえ本にしている。


ハウス食品グループでは「食事業を通じて人と地球の健康に貢献し、持続可能な社会を実現する」ことが社会に対して果たすべき責任であると考えているという。そのために、「循環型モデルの構築」というテーマを掲げ、限りある資源の有効活用を進めている。その一環として、今回クレヨンの製品化を行ったが、反響が大きければ新たな製品化も検討したいとのことだ。