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【連載】月刊ブング・ジャム Vol.74 個性派の最新カラーペンをチェック! その2
本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。今回は、個性派の最新カラーペンを取り上げました。
第2回目は、サンスター文具の「DECOT(デコット)」です。
(写真左から他故さん、高畑編集長、きだてさん)*2022年11月9日撮影
*鼎談は2023年5月29日にリモートで行われました。
月刊ブング・ジャム Vol.74 個性派の最新カラーペンをチェック! その1
https://www.buntobi.com/articles/entry/series/017601/
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――次は「デコット」です。
【高畑】この「デコット」こそ遊んで面白いでしょ。
【きだて】ていうか、それしかないじゃん(笑)。
【他故】これは、遊ぶ以外に何を想定するの?
【高畑】これは想定云々というよりも、書いているその瞬間が一番面白い。
【他故】まあ、「白抜き」っていう技法を絵だと考えれば、それはないわけじゃないけど。
【高畑】メッセージとかに使ったりとか色々できるんで、それはそれで使えばいいなと思うけども。
【きだて】昔も一応あったはあったじゃん。水性塗料に透明油性で書くやつ。
【他故】私の世代だと、オートの「でるでるマーカー」という製品がありまして、もう大人気だったんですけど。
【きだて】あの時代のやつと比べると、「えっ、こんなにキレイにスッと抜けるの」っていう。
【他故】ああ、そこの進化は間違いなくあるね。
【きだて】これ驚いたのよ、最初使ったときに。
【高畑】それがウリではあるんだけれども。あと、色数が当時より多いと思うんだよね。だからこそなんだけど、実はこれ注意点があって。色と消しペンの組み合わせは、そのペンの組み合わせじゃないとダメなんだよ。
【他故】変えられないんだよね。
【高畑】違う消しペンを使うと消えない色があるんだよ。だから、色に合わせて消しペンの方をチューニングしてて。全部透明の消しペンだけど、何か配合が全部違うっぽいんだよ。だから、書いた線は必ず書いたペンの後ろでっていう。だから、まとめて消すができないんだよね。「これとこれは大体一緒」っていうのもあるんだけど、全然違うやつのがあって、組み合わせによっては全然消えないんだよね。だから、カラーでいっぱい線を引いておいて、白ペンで順番に端から線を引いていくと、「これとこれは消えるけど、これ消えてません」みたいなので、表みたいなのができるんだけど。だから、そのぐらいちゃんと色によって成分が違うので、消せる色にこだわると「組み合わせ的にはそうなるんだ」っていう。
【きだて】何かすごい繊細なことやってんだな(笑)。
【高畑】すごい繊細。だから、「消しペンのインクは全部一緒じゃないんだね」っていうのが実はすごいポイントなんだよ。そこが面白いなと思ったけど。
【他故】そうするとあれだね。この製品の使い方の一つである秘密ペンとして使う、「白で書いておいて、色で塗ると出ますよ」って言ってるやつは、自分はいいけど、人に塗ってもらうときに、「この色で塗ってくれって」言わないと、ちゃんと出ない場合があるんだね。
【高畑】まあ、秘密ペンとして使う場合は、「秘密ペンでここに書いてある」っていうのを事前に伝える必要があるので、まあそういう意味ではその時に「この色のこの消しペンで消してくださいよ」っていうのは言わなきゃいけないっていうのは。
【きだて】それだけゴチャゴチャしてる時点でかなり秘匿性はないな(苦笑)。
【高畑】相手がそのペンを持っているっていうのは前提なので。逆に言うと、違うペンでやってもなかなかうまく出なかったとなるので、秘密性が高いことになる。
【きだて】そういうことだね。
【高畑】だから、「ちょっと消え残りありますよ」みたいな状態じゃなくて、思ったよりもキレイに消えるっていうのは、ここの技術はやっぱ昔よりも色々とちゃんと考えて作ってるんじゃないのかなっていう気がする。
【他故】いや、本当よく消えるよね。
【きだて】よく消えるだけに、カラーペンの方がやっぱり広く塗りたいわけじゃん。この白抜きを楽しむために、塗って抜きたいんだけど、このカラーペンがね。結構重ね塗りするとムラが出るんだわ。なので、キレイに単色の塗り面というのがすげえ作りづらい。
【高畑】うん、なるほど。
【きだて】それがね、遊んでてちょっと気になるのよ。
【高畑】そこを気にするほど本気で遊ぶかという問題もあって。気楽に遊ぶんでいいんじゃない。
【他故】そこまでではないという。
【高畑】そこは「消えた、わぁ」でいいんじゃないの。
【きだて】え~、こんなにキレイに消えるから、すごい下地もキレイにしたい。
【高畑】いや、気持ちは分かるけどね、紙にもよるけど、割と染み込むことがあるので。あと、消しペンなので、昔の暗記ペンと同じで、消しペンで書いたところはもう書けなくなるし、裏面にも影響したりするので、そこはそうやって遊ぶ。ただ、面白いなと思ったのは、かつての消しペンの多くが、何て言うか、なかったことにするために使っていたのをデコに振ってるところが面白いなと思った。
【他故】はいはい。
【高畑】暗記ペンの場合は、これまでは秘密ペンとして使うか、書いたものを「やっぱりなかったことにします」で使うかのどっちかだったじゃん。「覚えたから消します」とか。これをデコレーションとして使ってなかったじゃん。「秘密の透明文字を読みましょう」っていうのは確かにあったんだけれども。例えば、横線を引いたところにななめにシャシャって引いていくと、あの工事現場の線みたいなのが引けたりとか、そういう縁枠に使うみたいな使い方があんまりなかったなと思って。最近のサンスターお得意のやつなんだけど、昔のもうめっちゃ枯れ切ってるテクノロジーをちょっとアップデートして、性能は前のよりももうちょっと良くなりましたっていうのにプラスして、何か用事が違うっていうのが面白いなっていう。そこら辺のカサカサに枯れてる技術を上手いこと持ってくるよね。
【他故】それは分かるな。
【高畑】「メタシル」もそうだけど、何か上手いことやるよね。さっきの「ミルキーブラッシュ」もかなり高度な技術でレベルをアップした形でブラッシュを提案してるっていう事ではあるんだけど、さっきの提案の内容的には同じじゃない。多分、やろうとしていることの方向は同じ。デコレーションからデコレーションに来てますよって感じなんですけども。これに関して言うと、消しゴム機能だったのが、デコレーションの新しい表現技法として復活させてるところが面白いっていう。
【他故】ああ、なるほどね。
【高畑】だから、昔は白抜き文字っていう風に考えてなかった。それで、ちょっとくすんだカラーとか出してきてるあたりが、なんか今っぽい。
【他故】なるほど。
【きだて】これ、遊びだすと結構夢中になっちゃうんだな(笑)。
【他故】面白いよね。いや本当に、自分の記憶の中でこんなに細く字が書けたっていうことはないので。
【高畑】昔のやつは、もうちょっとパキッとしてなかったよね。ジュワッとなってた気がするんだよね。
【きだて】縁が結構ボケてたんだよ。
【他故】あのジュワッとしたやつがさ、時間が経つと黄変しちゃうんだよ。
【きだて】ああ、分かる。
【高畑】これもなるのかもしれないけどね。長く経つと。
【他故】相当長く経てばかもしれないけどね。
【高畑】透明インクを全部換えるみたいなことをやってきてるんだと思うんだけど、そこら辺を何か上手い感じにしてるのかな。
【他故】改めて使ってみると面白いなあ。
【高畑】面白いんだけど、きだてさんが言ってるみたいに、「用途は?」って聞かれたら、「面白い」なんだよね。これで描けるイラストを考えるとか、これで描ける絵で面白いものを作るとか。
【きだて】はいはい。
【高畑】だから、グリグリってやっといて、ちょんちょん、クイッてやるとあのニコニコマークとか書くの簡単じゃん。何かそういう絵とかさ、デジタル調の文字にするとかさ、普通に文字を書いといてセブンセグメントのあのデジタル文字に使えるとかさ。そういうのが結構できて面白いんだよ。デコレーションのルールが分かるとなんぼでもできるんだよね。そこが面白い。ワキ文具とかが得意なやつだよ。
【きだて】ああ。
【高畑】あれ系は、ちょっとルールが分かってき始めると、なんかあれこれちょこちょこちょっとしたやつでほとんど手間をかけずに、いい感じのデコレーションが作りやすい。細抜きで白が抜けるっていうだけで、こんな色々遊べるんだっていうのは思うけど。
【他故】これさ、店頭でどういう什器のパッケージだったか忘れちゃったけど、蛍光ペンだと思って買ってく人結構いるんじゃないの? この形だから。
【きだて】什器どうだったかなあ?
【他故】アンダーライナーとしては、ちょっと色が濃いか?
【高畑】アンダーライナーとして使えなくはないけど、それ以前の問題としてアンダーラインは今みんな消してる? 多分、みんな消してないと思うのよ。
【きだて】それは使ってないだろうな。
【高畑】消しペンって、ゼブラが提案した方式で消しペン使ってる人って、最近は大分減ったんじゃない?
【きだて】いや、そもそも消す目的で使いたいならフリクション使うだろう。
【他故】まあ「フリクションライン」買ってくるか。
【高畑】そうなんじゃない。そんな気がする。
【他故】ただ、フリクションでこういう風に細く、字を書くように消す方法はちょいと思いつかないので。
【高畑】だからそうなんだよ。ラインをなかったことにするっていう用途だったら、フリクションがあるから、今やそれを作る必要ないんだよね。
【きだて】フリクションじゃないところで、隙間を狙っているのは分かるんだよな。そういう意味では。
【高畑】そこは絶妙なポイントではあるな。
【他故】そうね。
【高畑】「デコット」の什器は、手前のところにめっちゃ書いてはいるね。「消せますよ」っていうハウトゥーユースとか、使い方の例とかも書いたりして、要は商品の下のところに看板がついてるみたいな感じの。
【きだて】そうだね。公式サイトに使ってるような作例写真みたいのが載ってるね。
【他故】はいはい、なるほどね。
【高畑】ここら辺はあれなんじゃない、トンボがさ丸ドットのやつを作った時があったじゃん。
――「プレイカラードット」ですね。
【高畑】あの時に「丸のドットでこんな笑顔がかけるよ」みたいなのをいっぱいやってたのと似てる気がするよね。だから、デコレーション用のペンだっていうのは伝わるんじゃないの? それで買おうとしてる人は、「どんなペンなんだろう?」っていうのは応見るんじゃないのかな。
【他故】うん。
【高畑】これがまた、淡い色なのが上手いなって思う。
【他故】まあ、いい色だよ。
【高畑】もう端から、いわゆる蛍光ペン的なところじゃなくても、流行りの色に振ってきてる。この紫と薄いミントグリーンとか持ってきてるあたりが、それっぽいよね。
【きだて】これ何色だっけ? 8色かこれ。
――全8色ですね。
【他故】8色あるね。
【きだて】割と定番のミントグリーンとかライトブルーとかその辺の割と好まれる感じの8色が綺麗に持ってきてる。
【他故】これなんて、ちょっと年齢が上っぽいだから、小学生5年生6年生ぐらいの女子あたりだと、こうグッとくるんじゃないの?
【きだて】色々と試してみたいという欲求は出るよね。
【他故】うん。普通の文具店だけじゃなく、雑貨屋とかにもこういうのが並んでたら、多分彼女たちは買うよ。
【高畑】だから、これはいわゆるファンシーなんだよ。昔で言うところのファンシー文具屋とかファンシー文具売り場みたいなところで売ってるような感じのものだね。最近こういう系のジャンルは、めっきり減ってるじゃん。
【他故】減ってるね。
【高畑】文房具そのものが遊びになってる系のは、昔はいっぱいあった。
【きだて】レモンとかあの辺のメーカーが色々出してたじゃん。
【高畑】出てた。サンスター文具って、昔は「ウキウキマーカー ひみつタイプ」とかのウキウキマーカーシリーズがいくつかあって。それこそこういう、反応で消えるとかさ、光に当てると出るとかさ、太陽に当てると色が変わるやつとか、あとはなんか水につけると文字が浮き出てくる「ウキウキマーカー」とかがあったわけですよ。昔は、割とこういう機能そのものが遊びみたいな。お菓子でいうところの「ねるねるねるね」とかあの辺と同じようなのり。
【きだて】知育菓子ね。
【高畑】ぶどうの実みたいなグミを作れるみたいなね。お母さんに「ばっちいからやめなさい」って怒られるやつ。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】だから、書いてること自体が遊びというか、これ自体が遊び要素になっているっというのは、80年代90年代ぐらいにすごい見たなと思うんだけども。
【きだて】時代的な話をするとね、そういう遊びインク系の知育ファンシー文具は2000年あたりに韓国でグワッと出たんだわ。ハングルが軸に書かれてる秘密ペンなんかが大量にヤフオク経由とかで流れてたりね。とはいえもうここ10年はぱったり見なくなってるんだけど、今もどこかでやってんのかね? 世界のどこかで。
【他故】あるのかね?
【高畑】うーん、どうなんでしょう? そのバッタリ見なくなってたものを、まあいい具合に発掘してくれたんじゃないのかな。見た目も色も今っぽいから。レトロカラーじゃないところが上手いっていう。
【他故】そうね。
【高畑】さっきの「ミルキーブラッシュ」は昔と同じ色だから上手いって感じなんだけど、こっちは昔と違う色で用途が違うから面白い。昔のペンのまんまだったら、「今はそんな感じじゃないよね」ってなりそうな気がする。
【他故】ああ、そうかもね。
【高畑】秘密を書いて友達に渡そうっていう感じよりは、純粋にデコレーションで色がいっぱいあってかわいいになってるところが。
――一応メーカー的には、「チェックボックスにも使えますよ」と謳ってますが。
【高畑】いや、それは「イルミリー」でも言ってるけど、「チェックの色が変わるので、1回書いてチェックをしたら色を変えよう」とかね。「イルミリー」のスタンプも消して色を変えようとか言ってるけど、なんかあれおまけだと思うよね。ここであんまり実用性の話してもしょうがない。マジで。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】「チェックボックスにも使えますよ」っていうのは、機能を分かりやすくするための実例ではあるけれども。ただそれよりも、かわいく綺麗に消えてくれることの方が。あとこれ実際に消すとさ、フワッて消えるのがスピード早いじゃん。
【他故】早い。
【高畑】書いてく端からさ、どんどん消えていくのが気持ちいいじゃん。文字書いたりするときもさ。しかも、書いた筆跡がヒュッて抜けるときはまだ色があるんだよね。で、一瞬遅れて透明になるじゃん。あれが何か気持ちいいね。あのタイムラグがさ。
【他故】分かる、分かる。気持ちいいよね。
【きだて】それだけの道具ということでいいのかな。これはそういうプリミティブな喜びというか。
【高畑】そうじゃないかと俺は思うけど。多分、簡単なデコレーション。特に飾り罫みたいなやつがあるじゃん。下に2、3本引いといてから文字抜くとか、あとは端っこだけV字に抜いてリボンにするとか、サボテンの点々を描くとか、そういう作例がいっぱいあるじゃん。ああいうのでいいんじゃないのかな。テクニックがなくても、あの二重線引いたところにToDoって書いて文字抜いただけでもそれっぽく見えてしまっていう、白抜きマジックは結構あるよね。
【他故】あるね。
【高畑】見出し文字としては十分行ける。筆ペンよりもさらに簡単だと思うけど。映えるというかそれっぽく見えて。下手くそでもそれっぽく見せられるっていう意味でいくと、全然いいんじゃないですかね。
――これは、店頭で試し書きできるんでしたっけ?
【高畑】できるようにしてる店もあるかもしれないけど、サインペンなのでね。
【きだて】難しいかもだけど、でもサンプルはあると嬉しいよね。
【他故】消える瞬間が気持ちいいのでね、試してほしいよね。
――試してみてら、衝動的に欲しくなる人多いと思いますよ。
【きだて】これは、「わー」ってなるよ。
【高畑】確かに。ただ什器を見る限りだと、そのまんまだと付いてないので、お店とかだと「試し書き用」というシールを貼って置いてあったりとかするかもしれないですけど。
――まあ難しいですかね。
【高畑】普通にキャップ抜いて書きそうだな。
【きだて】やりそう。
【高畑】やりそうだなっていう感じはしますね。やりたくなるよね。試してから買いたいよね。確かにそうだね。本当に、線を引いたところに文字を書く、実にお手軽でいいよ。――本当に面白いと思いますけどね。メディア受けするようなものだと思うんですけど。【高畑】最近のサンスターっぽいアイテムだね。枯れた技術の水平思考的な。枯れたどころか、もう完全にミイラ化してるような技術を今に蘇るって、吉村作治か。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】「今に蘇る黄金のマスク」みたいな。いや、発掘が上手い感じはする。
【他故】他の筆記具メーカーはやらないからな。
【高畑】この技術は、確かに現代風にアレンジされているし、性能は向上してるとは思うけど。でもこれ別にサンスターじゃなくてもやれた可能性はあるよね。
【他故】あるよね。
【高畑】だから、そこがちょっと上手いな。まあ逆に、今よりも書き味をよくした性能のボールペンを作るとかっていうのは、もちろん有名筆記具メーカーの強みだったりするから、そこでガチの勝負をしないっていうところがやっぱりね。「ドット・エ・ペン」もそうだよね。「ドット絵持ってきました」みたいな。なかなか面白くていいよ。
【他故】これはいいです。
*次回はパイロットコーポレーションの「ILMILY Color two color」です。プロフィール
高畑 正幸(たかばたけ まさゆき)
文具のとびら編集長。学生時代に「究極の文房具カタログ」を自費出版。「TVチャンピオン」(テレビ東京系列)の「文房具通選手権」では、3連覇を達成した。サンスター文具に入社し商品企画を担当。現在は同社とプロ契約を結び、個人活動も開始。弊社が運営する文房具のWebマガジン「文具のとびら」の編集長も務めている。著書は『究極の文房具カタログ―マストアイテム編―』(ロコモーションパブリッシング)、『究極の文房具ハック』(河出書房新社)、『そこまでやるか! 文具王高畑正幸の最強アイテム完全批評』(日経BP社)、『文具王 高畑正幸セレクション 一度は訪れたい文具店&イチ押し文具』(監修/玄光社)、『究極の文房具カタログ』(河出書房新社)、『文房具語辞典』(誠文堂新光社)と、翻訳を手がけた絵本『えんぴつとケシゴム』(KADOKAWA)。
https://bungu-o.com/
きだて たく
小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/
他故 壁氏(たこ かべうじ)
文房具トークユニット〈ブング・ジャム〉のツッコミ担当。文房具マニアではあるが蒐集家ではないので、博物館を作るほどの文房具は持ち合わせていない。好きなジャンルは筆記具全般、5×3カードとA5サイズノート。二児の父親。使わない文房具を子供たちに譲るのが得意。ラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」が好評放送中。ラジオで共演しているふじいなおみさんとのユニット「たこなお文具堂」の著書『文房具屋さん大賞PRESENTS こども文房具 2022』が発売中。
たこぶろぐhttp://powertac.blog.shinobi.jp/
「ブング・ジャムの文具放談・完全収録版~2022年Bun2大賞を斬る!~」〈前編・後編〉をコンテンツプラットフォームnoteで公開中。
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