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【ニュース】東京・中野区の図書館で「レトロ文具の世界」展開催中、ライオン事務器の貴重なコレクションを展示!

文具のとびら編集部

東京・中野区立中野東図書館では、2024年9月28日から12月26日までのおよそ3カ月間にわたり、特別展示「レトロ文具の世界」を8F特別展示室で開催中。同展には、ライオン事務器が協力を行い同社が所蔵する貴重なコレクションを展示している。

大正から昭和のレトロな文具がずらり!

同図書館で文具の展示を行うのは今回が初めて。文具は本と親和性が高いということもあり、東中野に本社があるライオン事務器の協力で今回の展示が実現した。展示しているのは、ステープラーやパンチ、筆記具、消しゴム、バインダーなど。いずれも同社が所蔵している貴重なものばかりで、当時の販促品と一緒に展示。また、文具関連の書籍も併せて展示している。レトロな展示品の数々を一目見ようと訪れる文具ファンの姿が目立つようだ。

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今回の展示の中で一番古いものは、大正末期から昭和初期に販売されていたと思われるステープラーの初期型モデル(写真右から2つ目)。丸いノブが特徴だ。左端のステープラーは、昭和初期に販売されていた「ショット型紙綴機」。ノブを押すと、綴針入れが前面に飛び出すギミックを搭載している。右写真は1937年(昭和12年)製の2穴パンチ「アトラスパンチNo.3」。

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マーカーとボールペンのスキマ商品として開発された「ジェットペンP-50」(下写真右)。ボールペンや鉛筆のようにいつまでも同じ太さで書け、何にでも書ける適度な太さとタッチで人気となった。1970年(昭和45年)から1990年(平成2年)まで販売された。1972年(昭和47年)にはミニサイズの「ジェットペンM-50」(同左)も発売されている。ジェットペンが発売された1970年は大阪万博が開催された年だったので、万博来場者に会場でジェットペンでサインをしてもらったという。それを元に制作したポスターも併せて展示している。

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消しゴムも多数展示。今の消しゴムはプラスチック製のものが主流だが、ここに展示されている消しゴムは天然ゴムを使った消しゴムばかりだ。このほかペン先(右写真手前)も展示。

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9Fエレベーター前ではステープラーの針を展示。写真左から1952年(昭和27年)~1962年(昭和37年)販売モデル、1973年(昭和48年)~1980年(昭和55年)販売モデル、2003年(平成15年)から販売されている現行モデル。

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このほか、1Fエントランスでは、同社の大ヒット商品のはにわ型指サック「はにさっく」も展示されている。

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【開催概要】
■会期:2024年9月28日(土)~12月26日(木) 9:00~21:00 *休館日等はホームページで確認してください
■会場:中野区立中野東図書館 8階 特別展示室
■入場料:無料

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