新製品＆ニュース
【新製品】ノートにピタっと付けて持ち運ぶボールペン「ピタン」

【新製品】ノートにピタっと付けて持ち運ぶボールペン「ピタン」

2023/08/01

文具のとびら編集部

ゼブラは、ノートに付けて一緒に持ち運べるジェルボールペン「ピタン」を2023年8月28日から、全国文具取扱店にて発売する。税込1,320円。ボール径は0.5㎜、ジェルインク。

「ピタン」は、ノートに装着する専用ホルダーに磁力で固定できるボールペン。まるでノートの一部のように持ち運びができ、すぐに書き出すことができる。

ノートの裏表紙や厚紙に、クリップがついた磁石内蔵の専用ホルダーを装着し、そこに磁力でペンを固定する。使う時は、ホルダーから取り外しノックするだけで使い始められる。アイデアが浮かんだ時など、少ない動作ですぐに書くことができる。
外観は“ノートと一体になるデザイン”を追求し、シンプルな形とノートのデザインに合わせやすい軸色を採用。ペンとホルダーの全長や厚みも、多くのノートの幅や厚みに収まるように設計した。カラーは4種。ブルーグレー、ホワイト、ブラック、オレンジを展開している（インク色はすべて黒）。

■関連記事■
【新製品】ペンをゴムバンドで挟む、新設計のリングノート「Penott（ペノット）」
https://www.buntobi.com/articles/entry/news/017752/

ゼブラの調査では、社会人の55％が日常的にノートを使っていると回答し、そのうちの86％がペンを落としてしまうなどの理由で、ペンとノートの持ち運びに潜在的な不満を抱えていることがわかった。ペンとノートは密接な関係でありながら、一緒に持ち運ぶことを考えられたペンがあまりなかった。

新製品「ピタン」の開発のきっかけは、担当者自身の経験から。移動中にペンがなくて書けなかったことや、ペンがノートに固定できなかったことなど、日頃の小さな気づきや観察が、発想の原点になっているという。

開発にあたっては、単に機能を考えるだけでなく、道具としての「使う愉しさ」にもこだわった。使う人の感性をくすぐる「アイデア」と、愛着につながる「心地よさやデザイン」の2つを大切にし、さまざまなノートに気持ちよく収まるペンの形状やサイズ、携帯時にペンが簡単に落下しないような磁石周りの設計、ペンを取り付ける際の「ピタッ」という音や感触など、細部に至るまで丁寧に設定。約3年の開発期間を経て「ピタン」が誕生した。

なお、ゼブラが行ったアンケートによると、ノートや手書きに関して次のような結果が明らかになった。

① デジタル化・ペーパーレス化の時代でも、社会人の55％がノートを使用していると回答。主なペンとの持ち運び方は、「クリップなどで直接ノートにつける」人が多いが、「ペンを落としてしまう」などノート使用者の86％が潜在的な不満を抱えている。
※「ノートにこだわるユーザーへのアンケート」（ゼブラ調べ・2020年6月）／調査方法：WEB／調査対象：日常的に筆記する20～50代男女400人

② ノートにどんなことを書いているか調査したところ、ノートにはやることリストやアイデアを書くことが多く、デジタルツールに比べて「すぐに書ける」「自由に書ける」ことがノートの良さと捉えられている。アナログのノートは「早く」「感覚的に」書けるという点で今も支持されている。
※「手書きノートに関するアンケート」（ゼブラ調べ）2023年7月／調査方法：WEB／調査対象：日常的に仕事でノートを使う人284人