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【ニュース】パイロットで「歴代キャップレス展」開催中!
パイロットコーポレーションは、同社の歴代「キャップレス」万年筆を一同に展示した「歴代キャップレス展」を 2023年2月1日(水)から5月31日(水)まで、東京・京橋のパイロットコーポレーション本社ビル 1階エントランスギャラリーで開催している。開催時間は平日9:00~17:00で、見学は無料。
「キャップレス」は、1963年(昭和38年)に「世界初のキャップのない万年筆」として登場し一世を風靡。以来、万年筆の概念をくつがえした傑作として高い評価を得てきた。誕生から今年で60周年を迎える節目の年に、歴代のキャップレス37点をずらりと展示している。記念すべき初代モデルから最新モデルまで並んでいるが、中の機構が見えるデモンストレーション用のモデルも併せて展示しているのも見逃せないポイントだ。その主な展示品を以下の通りご紹介しよう。
「キャップレス」というと“ノック式万年筆”というイメージがあるが、1963年登場の初代モデルは回転式を採用。
ノック式モデルはその1年後(1964年)に登場した。前回の東京オリンピックが開催された年でもある。
1965年に発売されたこのキャップレスは、従来の14金ペン先ではなく、金メッキされたスチール製のペン先を採用することでより多くの人が手に取りやすい廉価モデルとして発売された。「ダブルノック式」というのは、ペン先を出すときのノックのストロークと、ペン先を戻すときのノックのストロークの長さが異なる(戻すときの方が長い)機構を採用しているとのこと。この機構を採用した14金ペン先のモデルもある。
「自重式」機構を採用した1968年発売のモデル(14金ペン先)。「自重式」とは、ノック式とな異なり、クリップをスライドすると重みで自然にペン先が出てくるというユニークな機構になっているそうだ。
2000年代に発売された現行モデル。左のモデルはスリムな細軸のノック式「キャップレス デシモ」(写真の軸色は現在は販売していない)、左は原点に回帰して回転式を採用した「キャップレス フェルモ」。
キャップレス50周年記念で発売された、木軸の「キャップレス カエデ」。
2019年に発売された最新モデルの「キャップレス LS」は、新開発の「ノック&ツイスト式」を搭載。ノックしてペン先を繰り出し、ノック部すぐ下のツマミを回してペン先を収納するようになっている。
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