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【新刊】文房具店を舞台にした、心あたたまる物語『銀座「四宝堂」文房具店』

文具のとびら編集部

文房具店を舞台に心あたたまる物語を綴った上田健次さんの小説『銀座「四宝堂」文房具店』(小学館文庫)が2022年10月6日に発売された。価格は税込770円。

小説の舞台は、銀座のとある路地の先、円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。創業は天保五年、地下には古い活版印刷機まであるという知る人ぞ知る名店。店を一人で切り盛りするのはどこかミステリアスな青年・宝田硯で、彼のもとには今日も様々な悩みを抱えた客が訪れる。両親に代わり育ててくれた祖母へ感謝の気持ちを伝えられずにいる青年や、どうしても今日のうちに退職願を書かなければならないという女性など、困りごとを抱えた人々の心が思い出の文房具と店主の言葉でじんわり解きほぐされていくという、いつまでも涙が止まらない、心あたたまる物語が展開する。

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