コクヨは読売中高生新聞と共催し、グランプリ作品がキャンパスノートの表紙となる絵画コンペティション「キャンパスアートアワード2020」で、応募された2,071点から決定した上位受賞作品計9作品を発表した。

キャンパスアートアワードは、文部科学省と観光庁が後援する、子どもたちの知性を育み、手書きの良さを伝えることを目的とした絵画コンペティション。2020年の開催で6回目となった。
「My Sweet Home Town ～地元のイチオシ～」というテーマで地元の風景、風俗、風習、行事、料理、菓子などを題材にした絵画作品を募集した。日本の将来を担う若者が地元に目を向け、その魅力に気づき、発信する機会をつくるねらいがある。グランプリ作品はキャンパスノートの表紙となり、実際に生産したノート50冊を受賞者に贈呈するほか、コクヨ直営のオンラインショップ「コクヨショーケース」で2021年3月初旬から販売する予定。

今回グランプリに輝いたのは、秋田公立美術大学附属高等学院2年生の近藤萌さんの作品『春はすぐそこ』（上写真）。作品に込めた想いとして「秋田を象徴する花、鳥である『ふきのとう』と『やまどり』を一緒に描きました。冬の終わりの時期が好きなので、もうすぐで春がくる山中をイメージしました」とコメント。

読売中高生新聞賞は香川大学教育学部附属坂出中学校3年生西川祐永さんの『可愛い丸亀城とかわいいおいり』。「日本一高い石垣と日本一小さい天守閣で知られている丸亀城を紙版画で表現しました。天守閣のまわりには、香川県の伝統菓子のおいりを散りばめました」とコメントしている。

コクヨ賞はあいち造形デザイン専門学校高等課程3年生の纐纈凜夏さんの『味噌ニコ(^o^)うドン！』が受賞した。作品に込めた想いは「愛知県のソウルフード「味噌煮込みうどん」を、県を越えてより多くの人に親しんでいただけるように描きました」。

このほか、地区優秀賞作品、入選作品は専用ページで閲覧できる。また、同ページにはグランプリの受賞者インタビューも掲載されている。