サンスター文具は、「第25回文房具アイデアコンテスト」の受賞結果を2020年5月31日(日)にホームページ上で発表した（詳細な受賞結果はこちら）。

「企画とアイデアで挑戦し続けます！」という経営理念から生まれた同コンテストは文房具業界で最も歴史のあるコンテスト。25回目の開催となる今回は、2019年11月1日(金)から2020年1月31日(金)まで、「つながる」をテーマに文房具のアイデアを募集した。審査員は安次富隆（プロダクトデザイナー）、ザリガニワークス（マルチクリエイティブ会社）、ヒャダイン（音楽クリエイター）、木原陽子（集英社 みらい文庫編集長）の各氏。

応募総数は、前回を上回る4,725作品（一般部門：2,841作品、ジュニア部門：1,884作品）。この中から、グランプリを含む合計19作品（一般部門：9作品／ジュニア部門：10作品）の受賞作品を選出。なお、今回ジュニア部門では、受賞作品（グランプリ、優秀賞、佳作）以外からサンスター文具全社員の投票で選出した「社員特別賞」を新たに設けている。

一般部門グランプリ（賞金100万円）を受賞したのは、テープの切れ目に挟んで使用するテープ用のしおり「Tapemark（テープマーク）」。セロハンテープや透明梱包用テープは、使用する際に切れ目を見失いがちで毎回使い始めに手こずってしまうが、その不便さをスムーズにさせる商品アイデア。テープの切れ目を爪で引っかきながら探し、その際に斜めに切れてしまってテープを無駄にすることもなく、次につなげていける秀逸なアイデアで、我々の暮らしをより良くするデザインであることが高く評価された。

サンスター文具が応募のイラストを元に制作した試作品

このほか一般部門では、次の受賞作品を決定した。
●優秀賞（3作品：賞金10万円）「色づくマスキングテープ」「ハガク」「効果箋」
●審査員特別賞（4作品：賞金5万円＋副賞）「luck ring（ラックリング）」「シャーピョン」「余った芯でつくる　ハリネズミのハリーくん」「マイビルえんぴつ」
●サンスター文具賞（1作品：賞金5万円＋副賞）「connect note(コネクト　ノート)」

一方、ジュニア部門グランプリを受賞したのは「∞消し（ムゲンケシ）」で、使うと小さくなって使いづらくなっていく消しゴムを、自分の好きな色や長さに切って組み合わせることで、長く消しゴムが使えるようになる商品アイデア。消しゴムをムニュっと切る感触、何色と何色を組み合わせようか、こんなつなぎ方はできるかな？など、ワクワクが瞬時に手に取るように伝わって来た点や、商品のネーミングセンスと伝わりやすい商品アイデアのまとめ方が高く評価された。

サンスター文具が応募のイラストを元に制作した試作品

このほかジュニア部門では、次の受賞作品を決定。
●優秀賞（テーマ別3作品：商品券5万円＋副賞）　A賞（ペンケース・筆箱）「大切にするよペンケース」／B賞（国語、算数、理科、社会、図工）「ブーケハサミ」／C賞（「つながる!」で考えてみよう！）「study supporter（スタディ　サポーター）」
●佳作（5作品：商品券3万円＋副賞）「スマホと連動！！世界初　発狂ペン」「よみがえれ！ぼくの首里城」「木こりカレンダー」「ごほうびペン」「クイズたからばこ」
●社員特別賞（1作品：商品券3万円＋副賞）「モチベーション　シャープペン」