呉竹は2020年3月13日に「イリュージョンホワイト/スターターセット」を数量限定で発売する。
税抜1,800円。全国の画材店やECサイトなどで販売する。　

「イリュージョンホワイト」とは、1液(白抜き用)に含まれる塩と2液(背景用)に含まれる樹脂の化学反応（特許登録済み）を利用した画材。1液(白抜き用)で表から描き、2液(背景用)で裏面から彩ると、1液で描いたところが白く浮かび上がる。
シンプルな技法なので、アートになじみのない人でも本格的な作品を作ることができる。書作品に限らず、絵を描いたり、色を混ぜ合わせるなど、工夫次第でさまざまなアートの世界が広がる。

実は同社では、「イリュージョンホワイト」と同じ原理を利用した商品を、30年以上前に「拓書液」という名称で商品化していた。現在「拓書液」は廃止になってしまったが、同製品で培った知見を活用し、まるで魔法のようにきれいな白抜きができる画材として現代に蘇らせたのが「イリュージョンホワイト」なのだそう。なお、拓書とは、「拓本の味を活かした書」という意味を持たせた呉竹の造語。


今回発売する「イリュージョンホワイト/スターターセット」は作品制作に必要な液（白抜き用、背景用全6色）と用紙がそろったセットなので、すぐに制作を楽しむことができる。