セーラー万年筆は、「溜塗り万年筆　碧溜め（みどりだめ）」を2020年2月20日から世界限定88本を発売する。価格は税抜300,000円。

「溜塗り」とは、漆塗りの技法の一つで、三層に重ねた漆のうち、中塗りとして色漆を塗った上から透き漆（透明な漆）を塗って仕上げる技法。透き漆の下の色漆が透けて見えることで、奥行きのある色を作り出す。使い込むと下層の色が明るくなり、さらに奥深い色になる。

「溜塗り万年筆　碧溜め」は、ボディにエボナイトを使用し、中塗りの緑色の漆の上に透明感のある漆を塗り重ねる深みのある美しい色調を生み出した。漆芸作家 西原功修氏による署名とシリアルナンバーを付し、セーラー万年筆独自の超大型の21金ペン先を搭載した重厚感のある一本。専用の化粧箱入り。