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【新製品】目で視て・指で触って読める浮き出し文字の「バリアフリーカレンダー2020」
真美堂手塚箔押所は、浮き出された立体的な文字や数字に視て・触れて、視覚障害者も晴眼者も一緒に使える「バリアフリーカレンダー2020」を、2019年11月8日に発売した。サイズはW250×H350mm。価格は税抜3,200円。
視覚障害者と晴眼者との穏やかな“共生”をコンセプトに、アートディレクター・関 宙明氏(mr.universe)がデザインを手掛けるバリアフリーカレンダーは、日常使いに適したシンプルなデザインと、誰もが使う心地よさを感じられるバリアフリーに配慮した浮き出し文字のカレンダー。近年、加齢や病気によって増加傾向にある中途視覚障害者の点字習得の難しさを背景に、それまで慣れ親しんだ文字・数字の形を真美堂独自の特殊加工である浮出し文字で表現し、目(視覚)と指(触覚)のどちらからでも読むことを可能にしている。2015年版の発売開始から、視覚障害者や晴眼者を問わず、毎年好評を博している。
視覚障害者へリサーチを重ね、50種以上の用紙と、版、圧力の試行を繰り返した結果、触って読み取れる文字の高さを実現。さらに、文字・数字に使用するフォントにも着目。触ったときの読みやすさと視覚的な美しさを兼ね備えた「フォアフィンガー書体」を採用した。
今回も、オレンジとグレーの落ち着いた配色がやさしいカラータイプと、白地の用紙に浮き出された立体的な文字を光の陰影で楽しむ白地タイプの2種類ご用意した(カラータイプにも浮き出し加工を施している)。また、浮き出し文字は点字使用者にも使えることから、バリアフリーカレンダーでは祝祭日名など一部に点字を使用している。これまで点字に触れる機会のなかった人にも身近に感じてもらえるよう、点字の基本を解説した“点字のしくみ”を表紙の裏面に掲載していたが、2020年版からはB6サイズのコンパクトなまとめ付録としてリニューアル。カレンダーに載っている点字を調べてみたり、洗濯機や炊飯器など身の回りにある点字を探してみたりと、さまざまな使い方で点字を体験できる。
取扱店舗は、スパイラルマーケット(表参道)、日本点字図書館(高田馬場)、桜雲会(高田馬場)。なお、バリアフリーカレンダーの売り上げの一部は、盲導犬育成施設のアイメイト協会へ寄付している。
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