プラスは、介護市場に向けて、新たな製品ブランド「たすけあ」を立ち上げ、その第1弾となるファイル製品を2019年春に発売する。

介護現場では、介護保険法に基づいた記録・書類保管が必須となっており、日々の介護記録や請求の書類など事務作業の負担が大きく、他の業界に比べペーパーレスが進みにくいのが現状。同社はこうした介護現場の事務作業の実態を詳しく把握するため、介護施設を訪問し、ヒアリングを実施した。その中で、既存のファイルや事務用品に別の機能を加えることで、より便利に効率的に使ってもらえるという点に注目し、介護現場に特化したシリーズの開発を進めた。

第1弾アイテムは、次のファイル5製品9アイテムの発売を予定。

① 利用者カルテ　リングファイル
② 利用者カルテ　フラットファイル
③ 提供票ファイル　(リングファイル)
④ 利用者カルテ用インデックス
⑤ あ～わ行インデックス　(提供票用)

「介護記録をつける時間をもっとケアの時間に使いたい」「書類保管方法には、効率的な方法があるとは思うけど、手が回らない」「毎月、事務作業が残業になってしまう」など、介護従事者の事務作業に対する不満は多く、その中でも介護記録のファイリングは多数の介護従事者の悩みとなっている。「たすけあ」のファイルは、インデックスや表紙に一工夫を凝らし、介護従事者の事務作業用に特化した仕様を採用している。同社では、来春の第1弾製品の発売を機に、幅広い製品群の拡充を目指し、介護現場の「ほしかった」声に応えていく。