セーラー万年筆は、需要が急拡大したため2015年12月から段階的に休止していた同社独自のオリジナルペン先万年筆（SPECIAL NIB）の生産・出荷を再開、2018年10月5日（金）から販売する。これに伴い、従来仕様の製品は全て廃番とし、新たな仕様・価格で生産・販売を行う。

セーラー万年筆のオリジナルペン先は、品質と書き味を維持するために全ての生産工程で同社の中でも限定された熟練の職人の手作業で一本一本生産されている。同社の目指すより高い品質を実現し、多様化するユーザーのニーズに応える製品を提供すべく、万年筆の命とも言える「ペン先」を仕上げている。オリジナルにふさわしい新たな本体仕様と、同社の職人技で生み出したペン先の真の価値を感じてもらえる新価格で、国内および海外の販売店計50店で取り扱いを開始する。

展開アイテムは、長刀研ぎ ゴールドトリム（中細、中字、太字）、長刀研ぎ シルバートリム（中細、中字、太字）、長刀コンコルド、クロスポイント、クロスコンコルド、クロスミュージック、長刀ふでDEまんねん、長刀エンペラー（中細､中字､太字）の全14アイテム（字幅展開を含む）。

ペン先にはオリジナルペン先シリーズ専用の刻印を施しているほか、キャップリングには七宝の技術をベースに金属文字を彫り込み樹脂を埋め込んで研ぎ出したオリジナル仕様となっている。また、首軸はオリジナルペン先シリーズの専用サイズで、胴内部へ金属パーツを搭載することで重量バランスを改良し、心地良い筆記感を実現している。オリジナルペン先シリーズ専用の引き出し型ケース入り。

価格は、長刀研ぎ万年筆が50,000円（25,000円）、長刀エンペラー万年筆が60,000円（35,000円）、長刀コンコルド万年筆が55,000円（30,000円）、クロスポイント万年筆が70,000円（45,000円）、クロスコンコルド万年筆が70,000円（45,000円）、クロスミュージック万年筆が75,000円（50,000円）、長刀ふでDEまんねん万年筆が55,000円（25,000円）。＊すべて税抜、カッコ内は旧価格。

なお、職人の手作業により生産数に限りがあるため、当面は製品取扱販売店は国内・海外計50店に限定し、段階的に拡大を予定している。取扱販売店は、同社公式サイトに順次掲載予定。