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【ニュース】発売70周年を迎えた「セロテープ®」がパッケージをリニューアル
ニチバンの「セロテープ®」が2018年6月に発売70周年を迎えたが、この節目にあたり製品パッケージのデザインを10年ぶりにリニューアル。2018年9月以降、順次切り替えていく。また、発売70周年にあわせて、9月以降にセロテープ®関連製品を発売するほか、70周年記念ユーザーキャンペーンの実施やアート支援などの販促活動を行っていく。
「セロテープ®」は、セロハン、粘着剤、巻心など原料のほとんどが植物由来の天然素材で作られているが、新パッケージは、こうした特徴を訴求するため、人と地球へのやさしさを表現した丸みを帯びたデザインとした。また、「天然素材」の文字を表記することで、環境負荷が少なく安心して使える製品であることを発信している。
なお、「セロテープ®」の歴史は、戦後日本に駐留したGHQからの依頼に始まる。当時GHQが大量のセロハン粘着テープを必要としていたため、1947年12月にGHQが日絆工業(現ニチバン)に製造を打診。同社は絆創膏の技術を応用し、1ヶ月後の1948年1月に試作品の製造に成功。その後改良を重ね、製品名を「セロテープ®」として1948年6月に日本国内での一般向け販売を開始した。発売当初はものを貼るのにテープを使う習慣が無かったため、使い道を理解してもらうために宣伝カーが全国を巡回するなど、地道な普及活動を展開。その結果、「油性マーカー」「ボールペン」と並ぶ戦後の文具三大ヒット製品のひとつと称されるまでに成長した。
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