モンブランは、万年筆コレクション「ヘリテイジ コレクション ルージュ＆ノワール」の新作、官能的で神秘的なスパイダーをモチーフにした「スパイダー メタモルフォシス」を発売した。

モンブランは、1906年の創業から3年の開発期間を経て、1909年に「ルージュ＆ノワール」を発売。スタンダールの有名な同名小説（『赤と黒』）をイメージした、黒のエボナイトに赤のキャップトップというデザインで名を馳せたモンブラン初の万年筆だが、2016年に創業110年を記念して新コレクション「ヘリテイジ コレクション ルージュ＆ノワール」として登場。ヴィンテージ感たっぷりなエクステリアと最新のピストン技術を併せ持つモダンな筆記具として蘇り、高い人気を誇っている。

初代ルージュ＆ノワールのボックス

そして今回の新作は、官能的で神秘的なスパイダーがモチーフ。古来より「執筆」という創造行為のメタファーであり続けたスパイダーを、モンブランでは1920年代にアーティスティックなマスターピースとして発表したこともあるが、ほぼ1世紀を経た2018年に再びスポットを当て、ヴィンテージデザインとモダンデザインの融合を図った新作の登場となった。

カラーはシックなブラックとレトロなコーラルの2色。各色とも万年筆、ローラーボール、ボールペンがラインナップされている。フォルムは、1909年発表の初代「ルージュ＆ノワール」をほぼ忠実に復刻。コーラルカラーのキャップトップにはヴィンテージホワイトのブランドシンボルマークが配されており、メタル製のクリップに優美なスパイダーが細工されている。万年筆のペン先にもスパイダーを刻印。

ブラック万年筆は税抜83,000円で、同デザインのローラーボールは同62,000円、ボールペンは同53,000円。コーラル万年筆は税抜102,000円で、同デザインのローラーボールは同77,000円、ボールペンは同65,000円。