トンボ鉛筆は、「日本のかたち」をテーマにした筆記具シリーズを、デザイン筆記具ブランド「ZOOM/ズーム」で新たに展開。「ZOOM韻(いん)」のシリーズ名で、水性ボールペン「ZOOM韻　箸」と「ZOOM韻　砂紋」の２つを2017年11月24日に発売する。

「ZOOM韻　箸」は、その名の通り「箸」をモチーフに、キャップ頭部が角で尾端に向かって丸になる日本箸独特の造形をペン胴軸に採用した。アルミボディに漆黒調の塗装を施し、胴軸の中ほどに箸帯を思わせる金沢金箔またはプラチナ箔の筒を巻いた。クリップは扇を閉じた末広がりのフォルムを採用し、キャップはネジ式。金箔の「黄金」と、プラチナ箔の「白金」の２種類。価格は税抜1万5,000円。



「ZOOM韻　砂紋」は、庭園様式「枯山水」における砂紋をモチーフにした造形。アルミ削り出しによる幾何学的な文様を砂紋に見立て、日本独特の小宇宙を表現している。ペンを立てることで砂紋の佇まいを際立たせることができるため、ペンでは珍しい起立する鼓型の形状を採用した。表面はアルマイト加工によって白鼠（しろねず）と藍鼠（あいねず）の伝統色に仕上げた。軸端にキャップを嵌合できる工夫をし、キャップを差して筆記することも可能。キャップはネジ式。「白鼠」「藍鼠」の２種類で、税抜1万円。