筆記具ブランド「ZOOM（ズーム）」は、全面的なリブランディングの実施を記念して、ペンで「描く」ことの本質的な価値に焦点をあてる企画展 「With a Pen 　1本のペン、 １本の線。 そして世界は創られる。 by ZOOM」を、2023年3月12日（日）まで東京ミッドタウンの「21_21 DESINGN SIGHTギャラリー３」で開催中（入場無料）。連日大勢の来場者で賑わい、手書きの魅力を改めて感じる人も多いようだ。



会場では、「ANATOMICA」のデザイナー、寺本欣児氏をコラボレーションクリエイター に迎え、「ZOOM」のプロダクトデザイナー國府田和樹氏、グラフィックデザイナー金井知広氏とプロダクト開発における「ペンで描く価値について」の特別鼎談をもとにした展示を行っているほか、ペンから生まれたアイディアが実際の製品として形になっていく過程を、プロジェクションマッピングで追体験できる展示などを実施。

特別鼎談をもとにした展示（左）、ZOOM開発時に描かれたスケッチも公開（右）


ZOOM開発の過程を紹介（左）、ペンも分解して展示（右）

また、今回発売したZOOM新製品を展示、実際に試し書き体験ができるほか、来場者に「ハル」をテーマにイラストや文章、短歌などを自由にペンで描いてもらうクリエイションルームも用意。多くの人が新しいZOOMの書き味を体験していた。



このほか、寺本欣児氏が今回の企画展に合わせ、ペンで描いてデザインを起こしたANATOMICAの限定プロダクト「生涯使いたいペンケース」（税込22,000円）の予約販売も行っている。



1986年に誕生以来、デザイン筆記具として多くのファンに親しまれてきた「ZOOM」は、今回のリブランディングで、「日本発のコンテンポラリーデザインペン」を目指し、日本の技術と感性が融合した、自由で新しいスタイルの上質なデザイン筆記具を開発（こちらの記事も参照）。ノック式超低粘油性ボールペンおよびシャープペンシル「ZOOM C1」(写真左、各税込7,700円）、キャップ式水性ゲルボールペン「ZOOM L1」(写真中、税込4,400円）、ノック式超低粘油性ボールペンおよびシャープペンシル「ZOOM L2」(写真右、各税込3,520円）をラインアップしている。

発売後はユーザーから予想以上の大きな反響があるそうで、特に「ZOOM L2」のマットフルブラックの動きが目立つようだ。「文具ファン以外のユーザーにも訴求したい」と今回の展示会を企画したそうで、会場で実際にZOOMを手にした人からは、「久々に手書きをした」と、手書きの魅力を再認識する声が聞かれるという。

『ZOOM』を楽天でチェック