東京・銀座の伊東屋本店では、本館・G.Itoya 3階の高級筆記具売場で、今年で創立100周年を迎えたパイロットコーポレーションの貴重な歴代万年筆を展示している。会期は2018年11月5日（月）まで。

1918年（大正7年）に「並木製作所」として創立したパイロットコーポレーションの、創業当時から近年までの代表的な万年筆をずらりと展示。今もなお同社の主力万年筆として人気の「キャップレス」万年筆の歴代モデルがずらりと並んだほか、周年記念で製作された貴重な限定万年筆の数々も展示。万年筆ファンならずとも、興味深い展示となっている。

「万年筆の歴史」と題された展示では、パイロット製品だけでなく、1884年に世界で初めて毛細管現象を利用した万年筆を製造したウォーターマンの万年筆（模型）も展示している。


左写真の万年筆は、同社創立の1918年に登場したパイロットの第一号万年筆（模型）。右写真は、1968年に発売され、故・大橋巨泉の「はっぱふみふみ」のTVCMで一世を風靡したショートサイズ万年筆「エリート・S」。現在は、そのDNAを受け継いだ「エリート95S」を発売している。

大正から昭和初期に発売された万年筆


昭和10年代から30年代に発売された万年筆

1963年に世界初のキャップのない万年筆として登場以来、今もなお人気のロングセラー万年筆となった「キャップレス」の歴代モデルもずらりと展示。

記念すべき「キャップレス」初代モデル

こちらは歴代「エリート万年筆」。真ん中が「エリート・S」。右上のカラフルな万年筆はカラーコーディネートが楽しめるユニークなセット商品の「エリート カラカラ」。


パイロットが周年記念で製作した歴代記念万年筆を展示。華やかな蒔絵を施したプレミアム感の高い万年筆が並んでいる。

（写真左から）80周年記念万年筆の「四神・漆黒」と「同朱赤」、85周年記念の蒔絵万年筆「飛天」。

なお、G.Itoya1階あづま通り側イベントスペースでは、「PILOT ペンバイキング」を2018年11月1日（木）まで開催中。消せる筆記具シリーズ「フリクション」や、カラフルゲルインキボールペン「ジュース」などパイロットの人気筆記具を、会場で用意した缶ペンケースに詰め放題という楽しいイベント（参加費は税抜1,000円）。会期は残りわずかなので、まだの方はぜひ！（イベント詳細はこちら）