1. イベント
  2. 【イベント】「東京くらしのフェスティバル」開催、エボナイト万年筆など出品

【イベント】「東京くらしのフェスティバル」開催、エボナイト万年筆など出品

10月26日、27日の両日、東京・浅草の東京都立産業貿易センター台東館で、都内の中小企業が有する優れた製品の販路開拓を支援する展示イベント「東京くらしのフェスティバル2017」(主催・公益社団法人東京都中小企業振興公社)が開催された。

同イベントは、生活関連商品をテーマとした展示商談会。都内の中小企業70社以上が出展し、「たのしむ」(日用品やインテリアとして活用し生活を彩る商品)、「すこやか」(健康増進やリハビリなど生活の質向上のための商品)、「ささえる」(福祉、介護分野で活用し、バリアフリーの実現に貢献する商品)、「そなえる」(防災グッズなど、天災、人災に備え、安心安全な生活をおくるための商品)、「べんり」(アイデアグッズや、エコグッズなど生活の知恵を生かした便利な商品)の5つのテーマに沿ってその魅力を発信したが、文具関連での出展もいくつかあったのでご紹介しよう。

エボナイト1.jpgまずは、エボナイト製万年筆・ボールペンのブランド「笑暮屋」。エボナイトは万年筆の軸素材としておなじみの素材だが、そのエボナイトを日本で唯一製造している日興エボナイト製造所が展開しているブランドだ。万年筆ファンの中にはご存じの方も多いだろう。


エボナイト2.jpg

「何か新製品はありますか」と訊ねたところ、紹介してもらったのが上写真の万年筆。キャップと胴軸は黒だが、首軸だけマーブルカラーになっているという“隠れおしゃれ”的な万年筆で、人気が出そうだ。

エボナイト3.jpgまた、こちらの写真右側に並ぶ3本のボールペンにも注目。同ブランドの従来品にはなかった、非常に派手な色合いのボールペンだ。



折り紙1.jpg折り紙2.jpgステンレス・銅・丹銅などの金網でできた折り紙「おりあみ/ORIAMI」を発売するのは石川金網。同社は、その名の通り金網を製造・販売している会社だが、その技術を生かして金網製の折り紙を開発。すでに店頭などでの販売も始まっているという。金属製でコシがあるので、普通の折り紙とはひと味違った作品づくりが楽しめそうだ。




地図.jpg

また、オリジナル地図柄のトートバッグやマグカップなどのグッズを展開するオフィス六・7も出展。ブースでは、前回の東京オリンピックが行われた1964年(昭和39年)の東京の地図をデザインした風呂敷(写真右)などを展示していた。



ランタン.jpg企画イベントとして、「日経トレンディ」元編集長で現在はフリーの商品ジャーナリストの北村森氏が総監修したプロジェクト「なでしこが選んだ〝私のお気に入り〟」も実施。同公社の女子職員70人が、エントリー製品35点の中から気に入ったものを選び、そのトップ5を会場で展示していた。(写真は、トップ5に選ばれたランドポートの折り畳みソーラー充電式LEDランタン「ソーラーパフ」)

鉛筆.jpg

さらに、北村氏が選定した「北村賞」選定商品として、花の形をした鉛筆「花色鉛筆」(TRINUS)も展示。「花色鉛筆」は、花の形をした断面で、軸と芯が同色の鉛筆。削ると花弁が舞うように見える。廃棄古紙を原料にした新しい成型材料を活用したという。

【文具のとびら】が気に入ったらいいね!しよう